営業代行、アウトソーシングによるメリット・デメリットとは


営業代行のメリットは?

企業の営業業務を企業に代わって請け負う営業代行。営業活動を行ううえでの基本業務となる「テレアポ」「新規顧客開拓」「既存顧客フォロー」「見込み客アプローチ」など全てにおいてアウトソーシングすることが可能です。営業代行のメリットとしてまず考えられるのは、人材コストの削減です。営業についての知識とスキルを有している人材が即戦力として動くので、新人を採用して一から教育するといったコストを削減することができます。営業代行を導入することで経営戦略に沿って自社社員を他の部門に異動させることなども可能になり、新たな営業展開に道を開くこともできます。何より自社での営業部隊では成し遂げることができなかった新たな視点で顧客先へのアプローチを行い、企業に効率化と活性化をもたらしてくれる点が営業代行を導入する最大のメリットです。

営業代行のデメリットは?

営業代行のアウトソーシングにはデメリットもあります。たとえば企業の機密事項の外部漏洩です。契約を獲得するためには顧客先が知りたがる情報を必要以上に伝えてしまい、それが機密レベルに達してしまうというケースも考えられます。情報漏洩のリスクヘッジをはかっておくことは必須です。また、企業の扱う領域によっては、営業代行のスキルでは対応できない場合もあります。ミスマッチが起こらないよう事前に専門性などを確認しておくなどの対策も求められます。さらに、営業代行の導入によって自社の営業社員のモチベーションが低下するという場合にも備えが必要です。なぜ営業代行を導入するのか、自社の営業部隊との役割分担をどうするのか、などの点について、事前に自社の営業社員への説明を丁寧に行っておくことが求められます。

営業代行サービスを選ぶ際には実績だけでなく、営業の過程をきちんと公開しているかどうかも重要になります。